家づくりを検討している方の中には、「住宅性能表示制度」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか？今回は家づくりを検討している方に向けて、住宅性能表示制度とは何なのか、概要やメリットなどを紹介します。さらに住宅性能表示と間違いがちな住宅性能評価のデメリットなどについても紹介しています。また、当メディアの注目エリア兵庫に焦点をあてて、高性能な家づくりを行っている住宅メーカーを紹介しておりますので、新築の購入や建築を検討している方は、ぜひ一度、お読みください。目次住宅性能表示制度とは引用元：photoAC住宅性能表示制度は、新築住宅の性能の共通の表示基準です。あらゆる工法の住宅に共通の性能表示基準を定めた「住宅性能表示制度」は、品確法（住宅の品質確保の促進等に関する法律）の柱の一つ。制度を利用した住宅については、万一トラブルがあった場合も指定住宅紛争処理機関が円滑かつ迅速に対応してくれます。【分譲住宅の場合】新築住宅の性能表示制度は、求めている性能を有する住宅を建設したり購入したりするときに役立ちます。分譲住宅の場合でも、性能表示制度を利用することでその家の性能が分かるので、注文住宅と同じく希望にあった住宅を選ぶことができます。参考：住宅性能評価・表示協会住宅性能表示制度の仕組み品確法は「住宅性能表示制度」を含む、以下の３本柱で構成されています。新築住宅の基本構造部分の瑕疵担保責任期間を「10年間義務化」すること様々な住宅の性能をわかりやすく表示する「住宅性能表示制度」を制定することトラブルを迅速に解決するための「指定住宅紛争処理機関」を整備すること引用：住宅性能評価・表示協会上記の2番目に掲げた住宅性能表示制度は、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度です。具体的な内容は以下の通りです。住宅の性能（構造耐力、省エネルギー性、遮音性等）に関する表示の適正化を図るための共通ルール（表示の方法、評価の方法の基準）を設け、消費者による住宅の性能の相互比較を可能にする。住宅の性能に関する評価を客観的に行う第三者機関を整備し、評価結果の信頼性を確保する。住宅性能評価書に表示された住宅の性能は、契約内容とされることを原則（注1）とすることにより、表示された性能を実現する。引用：住宅性能評価・表示協会詳しくは、住宅性能評価・表示協会公式HPからご確認ください。住宅性能表示制度の10項目住宅性能表示制度では、住まいの安心安全な暮らしの基本となる10項目の基準を設けています。ここでは、住宅性能表示制度の10項目の基準について紹介します。項目内容耐震性・耐風性・耐雪性 [構造の安定]地震や風など自然環境によるさまざまな負荷に対する、建物の安全性・修復の程度を評価する防耐火性・避難経路 [火災時の安全]万一の火災時において、早期感知、延焼の受けにくさ、避難のしやすさを評価する耐久性 [劣化の軽減]住宅性能を長く保つために施される、構造躯体における劣化対策の程度を評価するメンテナンス [維持管理・更新への配慮]給排水管・ガス管の配管における維持管理のしやすさを評価する断熱性・省エネルギー性 [温熱環境・エネルギー消費量]エネルギー消費量削減のための断熱化対策の程度や、設備の性能を総合的に評価する健康・化学物質対策 [空気環境]居室の内装材及び天井裏等からのホルムアルデヒド発散量の少なさや、換気対策などを評価する採光対策 [光・視環境]居室の開口部の大きさの程度や、方位別のバランスを評価する遮音性 [音環境]居室のサッシにおける、外部騒音の遮音対策の程度を評価する生活配慮・加齢配慮 [高齢者等への配慮]高齢者の住みやすさを考慮し、移動の安全性や介助の受けやすさを評価する防犯対策 [防犯への配慮]外部からの侵入に対する開口部の防犯性能の高さを評価する参考：https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/spec/technology/notation/住宅性能表示制度のメリット引用元：photoACここでは、住宅性能表示のメリットを2つ紹介します。万一のトラブルにも専門家が対応万が一トラブルが発生しても、指定住宅紛争処理機関が対応してくれます。たとえ高性能の建材や防犯設備を使用していても、音漏れや被害に遭う可能性はあります。指定住宅紛争処理機関は、迅速かつ円滑なトラブル解決を目指す組織です。各地の弁護士会などが結成しており、裁判を必要とせずにトラブルの解決をしてくれます。建設住宅性能評価書が交付された住宅に関する問題に限らず、契約上のトラブルや取引トラブルにも対応している点も魅力です。地震保険料の割引住宅性能評価制度によって、耐震性の評価を受けると、地震保険の割引を受けることができる場合があります。建築した耐震等級が高ければ、その分保険料の割引率は高くなります。住宅性能評価制度によって確認された住宅は、耐震等級全ての項目で最高等級を取得すると、地震保険が50％も割引される場合があります。 耐震性の高い住宅の建築は、建築費用は掛かりますが、その他でのメリットも大きいのです。住宅性能評価ってなに？引用元：photoAC住宅性能表示について調べている中で、住宅性能評価というワードに疑問を持った方もいるのではないでしょうか？以下がぞれぞれの違いです。住宅性能表示：住宅の品質を分かり易く表示する方法を定めた制度住宅性能評価：性能表示を公的に認定するための制度同じものだと認識しがちなので注意しておくようにしましょう。住宅性能評価のデメリット引用元：photoAC性能表示を公的に認定するための制度である住宅性能評価は一見メリットが多いように感じますが、ここではデメリットを2つピックアップして紹介します。コストが上がる住宅性能評価を取得するためには、通常の建築費に加えて追加のコストがかかる場合もあります。住宅性能評価はより高性能な住宅であるほど高い等級が取得できます。住宅性能評価でより良い評価を受けるためには、性能の高い家づくりが可能か会社に依頼する必要があります。もちろんこだわればこだわるほどにコストがかかってしまうでしょう。住宅性能評価で良い評価を受けるためには、追加の建築コストが必要になる場合があるので予算と比較しての検討が必要です。取得費用がかかる住宅性能評価には、住宅建設時の設計図書の段階を評価する「設計住宅性能評価」と住宅の施工段階と完成段階を審査する「建設住宅性能評価」の2種類があります。住宅性能評価を取得するためには、取得費用が必要です。設計住宅性能評価のみを取得する場合は10万円程度、2種類とも取得する場合は20万円程度の取得費用が必要とされています。建築コストが上がるだけではなく、取得費用もかかってくるので注意が必要です。住宅性能表示制度や住宅性能評価について調べている方はこちらの記事も読まれています。長期優良住宅で利用できる減税制度高性能な家づくりを行っている住宅メーカーを紹介引用元：SHOWA GROUP株式会社公式HP今回は、当メディアの注目エリア兵庫に焦点をあてて、高性能な家づくりを行っている住宅メーカーを紹介しておりますので、高性能な住宅の建築を検討している方はぜひ、参考にしてください。1.SHOWA GROUP株式会社引用元：SHOWA GROUP株式会社公式HP会社名SHOWA GROUP株式会社滋賀エリアの拠点所在地〒675-0101 兵庫県加古川市平岡町新在家117電話番号079-423-0050対応可能エリア草津・栗東・守山公式サイトURLhttps://www.showa-jutaku.co.jp/SHOWA GROUP株式会社は、分譲住宅を事業の根幹とし、美しい街並みづくりにも注力し、「この家・この街で暮らして良かった」という感動を与え続けています。「人に優しく強い」家を追求し、住まいだけでなく、お客様の夢やこだわり、美意識まで反映しています。高度な設計・施工力でオンリーワンの住まいを提供し、お客様の要望に耳を傾けながら、多彩な住まいづくりに挑戦している点も魅力です。更に詳しくSHOWA GROUPについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。SHOWA GROUPの口コミ・評判は？2.アーネストワン引用元：アーネストワン公式HP会社名株式会社アーネストワン本社所在地〒188-0003 東京都西東京市北原町3-2-22電話番号053-415-8555兵庫エリアの拠点所在地【神戸営業所】〒651-0085 兵庫県神戸市中央区八幡通3-2-5 ＩＮ東洋ビル公式サイトURLhttps://www.arnest1.co.jp/株式会社アーネストワンは、「マイホームを手に入れたい多くの人の夢をより多くの人に叶えてほしい」という想いのもと、分譲住宅や規格住宅を提供しています。全国に展開しており、分譲販売棟数は、2023年3月期に戸建分譲9,866棟と多くの実績を誇っています。安心・安全性：設計・建設住宅性能評価書のＷ取得をするなど性能の優れた家づくりを行っています。最後に引用元：photoACこの記事では、住宅性能表示制度とは何なのか、概要やメリットなど、当メディア注目エリアの兵庫で高性能な家づくりを行っている住宅メーカーを紹介してきました。理想のマイホームを建築するためにも、事前の情報収集は大切です。後悔することがないよう、住宅性能については事前に確認しておくようにしましょう。また、この記事をご覧になっている方はこちらの記事もご覧になっています。加古川市で分譲住宅を検討している人におすすめのハウスメーカー3選